皆さま、こんにちは!
ホテルマリノアリゾート福岡
副総支配人のなおくんこと、山下 直
1月18日 土曜日のなおくんブログ
1,466号です。
結婚に価値を感じないという
若者が増えてきたといわれ早数年。
”ナシ婚”とか、”イヤ婚”なる
結婚に対してネガティブな言葉も
どんどんできてくる。
そんな中、結婚はイヤだけど
自分の老後は心配してて、
できれば家族に囲まれ、愛し愛され
最期を迎える光景を思い描いてる人も
いたりする。
結婚してなきゃ基本、あり得ないのに。
逆に、一人で病院のベッドに横たわる
終末期を想像する人もいるかも。
場合によっては、
どこかの古いアパートで
孤独に冷たくなってるかもしれない。
だって、望もうが望むまいが
人は必ず死ぬ。
先日、結婚に関するコラムを読んでて
同じように
『老後の心配はあるけど結婚は・・・』
って人のトピックを見つけました。
内容はこんなもの
【老後の心配をして妙な異性と結婚するくらいなら
老後は気の合う友人とシェアハウスした方がいいと思う。
揉めに揉めたり不満を溜め続けたりで
結局離婚して疲れ果ててる人を見ると特にね。
だいたいそういう人たちは、聞くと
もう良い年齢だから結婚しなきゃって焦って
結婚したパターンが多い。
焦りって人の目を曇らせるよね】
なんてもの。
なるほど。
一理あるかも。
確かに、正直何も惹かれる部分がないのに
焦りだけで無理に結婚して、案の定…
なんて話、ザラだったりする。
まぁ、運命の出会いを信じて結婚したのに
すぐに性格の不一致とか言い出す人も居るから
何が正しいかわかんないけど。
でも、ちょっと言わせていただきます。
正直、老後のシェアハウス生活なんて
多分、「夢物語」
よくよく考えてみてください。
いい大人だし、相手を思いやることも
ルールを守ることも できる前提として
考えてるんでしょうが、
老人同士が穏やかに、つつがなく
シェアハウスで共生するなんて
あり得ない。
なんでかって、これまで
独身で、誰に気を遣う訳でもなく
仕事以外では好きな時に起き
好きな時に寝て、好きな時に
自分が好きな物だけを好きなだけ食い、
好き勝手に過ごしてきた老人なんて
大なり小なり、そこそこのくせ者。
仕事は別ですよ。
でも、年齢的に
仕事してない隠居生活が前提なんですから
基本、自由。
そんな、勝手気ままなジジイ同士が
協調性を持って生きていけるかって
イメージ湧きます?
それに、自分がジジイになってから
仲のいい相方の、場合によっては
何か付いてるかも知れない
汚いパンツを洗ってる自分が想像できない。
家族であれば、それも別。
紆余曲折あり、子育ても普段の生活も
色んなことに耐え忍んできた結果
下の世話ができたりする。
それに、【今日は具合が悪いんじゃ…】
とか言って、決まった分担作業を
サボるジジイも出てくるかも。
結論、そんな甘いハナシ
無いってこと。
面白おかしく書いたけど
ボクが何を言いたいかって、
結婚生活は決して簡単じゃなく
自分の意思を殺し、相手に合わせることも
かなりあったりする。
でもそうやって、他人と協調することで
人間的にも成長したり、子育てを通じて
親へと育ててもらったりする。
だから、安易に考えない方がいいってこと。
独身者や、独居高齢者を否定してる訳でも
努力不足だと非難するつもりもありませんよ。
ただ若い時代に、我慢が常習化されてない
生活のみを送ってきた人同士が、
たとえ元々友人同士とは言え、
高齢者になって寄り添い
トラブルが生じないと思うほうが変。
でも、これからもこの
少子高齢化は大きな社会問題。
介護業界では、施設も介護する人材も
多分充分ではない時代。
もしかしたら、下手に老後を夢見る前に
素直に老人ホーム一択!
誰にも迷惑かけないってことは
ないだろうけど、お金で割り切れる
準備をしてたほうがいいのかなぁ…
ボクはできれば
奥様にも子供にも
厄介になりたくないから
お金貯めとかなくちゃ!!