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福岡で、海を見ながらワンちゃんと一緒に
結婚式ができるリゾートホテルの婚礼支配人兼
成功率100％、福岡No1プロポーズ仕掛け人のなおくんこと
山下 直の2015年9月17日、木曜日のブログ
『総料理長 日下部 誠と行く、食材探究紀行』
昨日の続きです。
昨日ブログを読んでくださった方、
今日、たまたまご覧いただいた方、
この写真をご覧ください。
この子豚のかわいらしいこと・・・・
生後2日目の子豚
約1歳くらい
こんなに大きくなります。
写真では伝わりにくいと思いますが、かなりのデカさです。
子豚、あんなにかわいいんですが、
つぶらな瞳でボクを見つめてくるんですが・・・・
『ボク達は、この子達を食べているんだな』
そう思うと、かわいそうとかそんなんじゃなく、複雑な気持ちになった。
日下部シェフが大事にしている食材のひとつ、
『博多夢豚』を飼育、生産する井上さん。
井上さん
豚を飼育する上で大切にしていることを伺いました。
まずは、何と言っても餌です。
肉質を決める中で、餌の良し悪しがダイレクトに出る。
毎日食べるものですから当然。
人間だって、変なもの食べれば体を壊すし、
必要以上に食べ過ぎれ無駄に太る。
食欲が無くて、太れなければ病気になる。
えさは大事。
一番お金もかかるけどね。
でも、大事だからこそ、他の豚舎と違う努力と工夫が必要だと考えています。
いい豚を作りたい
だから、高くてもごまかさず、健康に育つえさを選んでいます。
と井上さん。
また、後継者不足も重要な問題だと話してくれました。
365日、1日も休みなんてありません。
命を扱ってるんだから。
でもね、私たちが育てているのは確かに豚だけど、
造っているものは、豚肉じゃあない。
『人の命です』
鋭い目つきで、はっきりおっしゃいました。
これからの時代、それを若い人にどこまで理解してもらえるか。
臭い、汚い、きつい
これでは敬遠されても当たり前。
一次産業を、かっこよく、感動があり、ある程度稼げる産業にしなければ
先行き、日本はダメになる。
365日休みナシじゃなく、せめて300日位で
健康でおいしく、安全な豚を出荷できるような仕組み造りも大事な課題なんだよ
そう教えてくださいました。
ボク達は、食べていかなければ生きていくことはできません。
その『食』を扱うということを、とても重要なことだと捉え、
よどみないプライドを持ち、仕事と向き合っていました。
命をいただき、その命によって生かされている。
理解しているつもりではいたけど、本当にそうかな・・・・
命を扱う仕事ぶりを目の当たりにして、
普段、身の回りにあふれている食材や関わる人々の苦悩、努力を
ボク達は忘れてはならないと改めて思いました。
以前、日下部シェフも言っています。
『料理人とはある意味、命を奪う仕事です。
我々が生きるために奪った命。
僕ら料理人は、料理としてもう一度命を吹き込む義務を背負っています。』
日下部シェフは、生産者の基を自ら廻り、
対話をして、考え方を理解した上で使用食材を選定している。
生産者と料理人、仕事の違いはあっても、
いい生産者と、いい料理人の『食』に対する考え方は変わらないんだな。
日下部シェフが何故、生産者の基を訪れるのか、少し解った気がしました。
こだわるってよく耳にするけど、
こだわることより、何故こだわるのか、という考え方の方が100倍重要なんだな。
そう思いました。
こだわり、選び抜かれた食材達で
一生に一度の門出を祝うお料理を、全力でご提供する。
尊い命に感謝すれば、当たり前のことだろう。
ホテルマリノアリゾート福岡のシェフが、
この人で本当に良かった。
この『博多夢豚』は、ホテルマリノアリゾート福岡 レストラン『ブルシエール』で
心をこめて、料理し、ご提供いたしております。
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